中津組円林寺 末廣法崇

2009年09月01日

本年の夏は平年よりも気温がぐっと下がり過ごし易いものの日照不足等の不都合も懸念されています。そんな夏のさなか連日テレビ、新聞等のメディアの中では第45回衆議院議員選挙の記事で溢れ熱い舌戦を繰り広げています。既知のごとく日本における選挙は普通選挙、平等選挙、秘密選挙の3つが約束されています。一定の年齢に達した国民に性別、学歴等で差別されること無く誰に投票をしたかを知られること無く投票ができます。もちろん現在の選挙の形になるまでに先人たちは大変な苦労をされてきました。選挙以前に民主主義という大前提があるのはもちろんのことですが。

さて今回の第45回衆議院議員選挙に目を向けると「がけっぷち解散」や「政権交代解散」等々それぞれに特徴を捉えて解散のネーミングが飛び交い、各党のマニフェストも出揃いそれぞれの主張を声を大きくして私ども有権者に知ってもらおうと努力をされています。思えばマニフェストなるものが配布可能になったのは2003年とつい最近のことです。以前は公約は破られるのが当たり前になっていましたので幾分有権者としてはありがたいことです。しかしながら立候補するものは有権者が何を考え、何を求めているのかに本当に耳を澄ましているのでしょうか。その実現のために何が必要なのかを私たち有権者にわかりやすく伝えているのでしょうか。また、私ども有権者は日ごろから政治に関心を持って自分のもつ一票の大切さを知っているのでしょうか。いずれも私どもが時に語らい、時に未来への夢を語り自らの投票行動に責任と自信を感じることができず、投票率の低さからくる結果ではないでしょうか。自らが所属する場所できちっと権利を行使し義務を果たして行きたいものです。宗門においても「同朋の公議公論」をもって宗政を行うと謳っています。大いに語らって行きたいと思います。

中津組円林寺 末廣法崇