四日市別院 本堂御修復日記 第1号

2013年07月01日

このたび、四日市別院本堂修復について、2013年5月17日、松井建設(株)九州支店と契約をしたことを受け、5月下旬から畳上げ、高欄・外縁の板の番付を行い、現在、床板の解体を順次行っております。また、若林仏具製作所により、須弥壇・仏具一式を一時撤去し、金紙と彩色部分(蓮水・雲)を剥がしたことであります。
今後、ひと月に一度、御修復日記として工事の進捗状況をお知らせいたします。

国登録有形文化財 真宗大谷派四日市別院本堂保存修理工事 進捗状況 2013年6月25日 現況

【本堂内の工事状況】

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本堂の内陣の須弥壇・仏具一式・金紙張りを剥がした。
金紙について、御代前・両余間は30年以上経過している。
祖師前の下地には、明治7年の新聞の切り抜きが使用されていた。
(1880年・明治13年本堂再建)

【床廻り番付け・解体 後堂】

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後堂床板は杉材。その下に元の床板が見つかった。
下の板材は松材で幅が広く厚い板が使われていた。
松喰虫の影響から良質材が少なく貴重な材料である。

【床廻り番付け・解体 北側】

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床板解体状況。板材は和釘(角釘)で留められていた。
床板の下の根太材(ねだざい)は松。

【床廻り番付け・解体 堂内】

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後堂床組材に虹梁が使われていた。
どこに使われたものであったか今後調査する予定。

【床廻り番付け・解体整理 外縁】

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根太材(ねだざい)は松材で丁寧に組まれていた。

【床廻り番付け・解体 堂内】

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大引(おおびき)、床束材(ゆかつかざい)に転用材が多く見られた。