シリーズ お内仏を中心とした生活 3

2008年06月01日

 日豊教区においては、教区教化テーマ「あなたと出あいたい、今、共に ―750年後の親鸞を語り合おう―」にもとづき、主題「宗祖と現代」、具体的課題として門徒には「お内仏を中心とした生活」という課題が見出され、「ご縁 のある人にご本尊を」という取り組みを展開しております。

 私達真宗門徒の家では、お内仏を安置してお給仕をし、正信偈のお勤めをしてきたという歴史があります。しかし、次世代を担う若者たちは進学・就職などで 都会に流れ、それに少子化という問題も加わって、都市部では無宗教化が進み、仏様のご縁にあうということがきわめて困難な状況にあります。

 また同時にあやしげな宗教の誘いが広がり、都会に暮らす人々は孤独と戸惑いの中で拠る術をもたないことが、迷いを深め問題を深刻にしているのではないでしょうか。

 そのような時にこそ、故郷での生活が想い出され、家族と共にお勤めをしたお内仏の本尊が瞼に浮かぶようなご縁作りがなくてはなりません。

 この「ご縁のある人にご本尊を」手渡していこうという運動は、真宗門徒の家から巣立っていった次世代の方々に念仏相続を促す大切な営みであります。そして宗祖御遠忌を機にして、是非とも帰敬式をすすめ、南無阿弥陀仏の御前に身を据えることが念仏者としての「しるし」であり、お内仏を中心とした生活が実践 されることを念じてやみません。

3月27日「教区御遠忌お待ち受け法要」アピール(要旨)

佐伯組門徒会員 高司佐平

教区報『遇我遇仏』12号