四日市別院 本堂御修復日記 第28号

2015年11月30日

御遠忌横断幕

現場の動き:10月末日に後門裏障壁の鳳凰の剥落止め工事を行いました。今回の御修復工時では、新たに上から金紙を貼り新しい鳳凰彩色を施す予定ですが、既存の鳳凰図をこのまま保存するために表面に付着した汚れを落とし、剥落が見られる箇所を膠(にかわ)や布海苔で押さえました。
またお預かりした太鼓も、現在京都の工房にて御修復をしています。木地表面に見られた大きな節穴や虫喰い痕を埋め、塗装工程にかかります。

国登録有形文化財 真宗大谷派四日市別院本堂保存修理工事 進捗状況 2016年11月20日現況

【 後門裏 障壁 】

表面全体に付着した汚れを刷毛で落とす。

【 後門壁 障壁 】

剥落が見られる箇所に膠(にかわ)を含ませた紙を塗布
し顔料を押さえる。

【 鳳凰彩色 】

洗浄・剥落止め 施工前

【 鳳凰彩色 】

洗浄・剥落止め 施工後

【 太鼓 修復風景 】

木地調整完了後。以前あった大きな節穴が埋められている。

【 外陣正面 長押 】

数回の下地作業を終え、中塗り中。その後刷毛目を研ぎ、もう一度漆を重ねる。