真宗大谷派 四日市別院本堂修復完了のご報告

2016年12月03日

四日市別院本堂外観

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四日市別院本堂内陣

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大棟の水板瓦

四日市別院のシンボルでもある青海波模様の水板瓦が見事に甦りました。床下から発見された当初の瓦と、一枚一枚新たに手作りされた新しい復元瓦を用いています。大鬼瓦については、20のパーツを組み合わせて制作され、縦3.4m、横4mの大きさがあります。
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本堂広縁

足固め材の取り替えをしたのち、埋め木などの補修がされた既設の縁板を取り付けています。修復前には塗料が塗られていましたが、今回の修復で綺麗な木目が見えるようになり、木材保護に柿渋を塗りました。
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広縁の柱上部

柱上部に取り付けられている彫り物は、「手挟み」と呼ばれるものです。このたびの修復では、当初彫られた出鼻部分の模様を元に復元し、ケヤキ材に彫刻を施しました。
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本堂外陣

基礎部分に172本の鋼管杭を打設し、基礎の強化を行いました。畳も新調し、教区の方々に椅子をご寄付いただきました。
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本堂後堂

地盤沈下の影響が著しかった後堂も、基礎を是正し、柱・床をジャッキアップした上で、新たに漆喰を塗り直し、床と天井部分の補修を行いました。
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本堂余間

折障子や御簾も新調いたしました。漆内陣工事は、漆塗り・金箔押し・壁面の彩色などを行い、折障子や御簾も新調いたしました。漆は36もの工程を経て塗られており、姿が写り込むほどに磨かれています。障壁画の下張りには、和紙を8層重ねることにより強度を持たせております。
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ごあいさつ

本年4月、「日豊教区・四日市別院宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌法要」が無事厳修されました。この度の宗祖御遠忌の記念事業として別院本堂をはじめ太鼓楼、御殿等々、日豊教区御寺院・御門徒の皆様による懇篤の志を受け、四日市別院の様相は一新されました。募財にあたりましては経済状況の厳しい中、また様々にご意見を頂きながらも、お応えいただきましたこと、ここに篤く御礼申し上げます。
また、宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌を機とする日豊教区総合推進委員会の委員の皆様には御遠忌本部会をはじめ、讃仰事業、広報記録、法要参拝、四日市別院運営、四日市別院修復整備、募財の各専門委員会それぞれに託された課題に一つひとつ丁寧に、また精力的にお取り組みをいただき、法要が無事厳修されましたことも重ねて御礼申し上げます。
今後は、皆様の手によって御修復いただいた四日市別院を、地域の教化の中心道場として同朋社会を実現するよう、僧侶、門徒の皆様は勿論のこと、地元の方々のお力添えをいただきながら精進してまいります。
2016年12月 宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌を機とする日豊教区総合推進委員会 委員長 村上 良靜

四日市別院修復日記

太鼓楼修復工事完了