コラム

2013年03月01日 コラム

ある坊守のつぶやき 末廣 操

 いつの間にか、お寺に嫁いで四十三年が過ぎました。前坊守が病弱であり、院家が兼職であった為、前住職から頼まれ、早くから法務に付かざるを得ない立場になってしまいました。「右を見ても左を見ても、私しか居ないなぁ」とため息まじ…

2012年12月01日 コラム

ある坊守のつぶやき 清原 えつ子

 末期の肺癌で苦しい息の間で、「お父さんは一生懸命に生きてみせた。これから一生懸命死んでみせる。 才能は無くても一生懸命生きる。 そうして、死を受け入れる・・・・そういうことだ」  子供たちにそう言い残して夫は最後のベッ…

2012年09月01日 コラム

ある坊守のつぶやき 古谷 久美子

 東日本大震災後の廃棄物広域処理が全国に呼び掛けられ、大分県では津久見市が唯一手を挙げた。  「広域処理とは?放射能の問題は?」と様々な疑問を抱いた市民で、学習会の開催や情報提供を目的に「津久見の海と山といのちを守る母の…

2012年03月01日 コラム

ある坊守のつぶやき 佐藤 信恵

 「この悲しみは誰にもわからない。」 そうですね、私はあなたではないから。でも大切な人を失った事があるから、その悲しみに少しでも寄り添いたいと、おこがましいと思いながら枕経から中陰のお参りさせていただいています。  「ち…

2011年12月01日 コラム

放射線による命の問題に直面する時代 武本 正見

 3月11日に起きた東北地方太平洋沖地震に起因する「福島第一原発事故」によって、セシウム137を広島原爆150個分、セシウム134を300個分放出されました。その結果、およそ大分県の半分ほどの面積が居住不可能になりました…

2011年09月01日 コラム

宇佐組長仁寺 江本 忍

 このたび、日豊教区において、御遠忌後の中心施策として「真宗の本尊」を据えて教化をすすめていくということを伺いまして、教区の末寺の住職として、久々に心身がうごかされることであります。  というのは、私において、尊い世界に…

2010年12月01日 コラム

京都組 唯念寺 大久保 正信

 真の聞法の第一歩、それは還暦を迎えてからでした。気がついたら、ほとんど無檀に近い片田舎の小さな寺に生をいただいていた。「お寺のぼんちゃん」とか「新発意」とかいわれるのが非常に苦痛で、前住職の敷いていたレールを拒否。教師…